美輪明宏さんは「人生は正負の法則である」と言っています。
正負の法則とは?
人生には良いことも、悪いこともあり、最終的には全員プラスマイナスゼロになるという考え方です。
例えばあの清原選手は、高校時代は甲子園のスターであり、プロ野球入りした後も黄金時代の西武ライオンズの4番バッターとして活躍し、2008年に引退するまで野球で稼いだ生涯年俸は50億円以上という大成功の野球人生を歩んできましたが、引退後はプロ野球時代に浴び続けたスポットライトが忘れられず、ついに覚せい剤に入りびたり、逮捕される事態になってしまいました。
皆さんも、人生において様々なプラスマイナスの波を経験されていることと思います。
特にアスペルガーの皆さんは、清原選手ほどではないものの、普通の人と比較して、人生のプラスマイナスの波は大きいことと思います。アスペルガーの人は、その特性ゆえに普通の人と比較すると失敗経験が多く、また感覚過敏でもあるため、同じ波であっても普通の人の数倍の波であるように感じられます。
私も前の職場では、1年目に、対人スキルの不足により組織間の調整業務ができず、毎日上司や同僚から叱責されるという半端ではない苦境を味わいましたが、2年目になると、私の苦境を見かねて助けてくれる人が一人二人と現れ、3年目にはそうした人たちの助けを得て、組織間の調整業務についてもある程度パターン化してこなすことが出来るテクニックが身に付き、部署の中ではいっぱしの頼れる人材に成長できました。
アスペルガーは不器用ではあっても嘘をつけない誠実なところがあるので、理解者は必ず現れるものです。
(待つだけではなく、自分なりに努力することは必要ですが)
そして、もちろん周囲の助け無くしてはここまでたどりつけませんでしたが、アスペルガーの自分が普通の人から頼られるようになった時の充実感というものは何物にも代えがたいものでした。また、辛かった1年目に即逃げ出さなくて本当によかったとしみじみ感じました。
そうした充実の時間も長くは続かず、その1年後に人事異動で上司が変わり、環境の変化に弱い私はまた苦しい日々を送ることとなるのですが、1年目に味わったほどの苦境にはならず、自身が一つレベルアップしていることを感じることができました。
このように、人生では良いことも悪いことも永遠に続くことはなく、良いことと悪いことをトータルしてプラスマイナスゼロだということです。
美輪さん風に言うと、良い時期と悪い時期を繰り返し、繰り返し乗り越えることにより、徐々にステージが上がっていくということです。
アスペルガーの皆さんも、今の苦境にめげることなく、共に闘いましょう。

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