どうも。30歳の年にアスペルガー症候群と診断された管理人です。
私がなぜこのサイトを立ち上げたかというと「世の中で闘うアスペ同志のために、私が習得したアスペとして生き抜くノウハウ・術をぜひ広めたい」と思ったからです。
私は大学卒業後22歳で、閉鎖的・縦割り・空気を読んで仕事をすることを最も重んじる大手インフラ企業に入社し、10年以上働いてきました。
アスペはその類まれなる集中力や人とは違った感性という強みを持ちつつ、「空気を読めない」「人と共感できない」という弱点ゆえに、適職と非適職の差がはっきり分かれるといいますが、「伝統的な」「大企業」というのは最悪の職場環境ではないかと思っております。
(一般的にアスペにとって向いていない職業の特徴は以下のものであるとされていますが私の勤務する会社は見事にすべてが当てはまっています・・・)
入社以来、周囲との違和感を感じながらも、私の会社にはあまりいないタイプのしがらみを気にしないストレートな言動(今思えば空気の読めない物言い)と類まれなる作業集中力を強みに、30歳になる年に私の勤める会社では標準的なスピードで「係長」職に任命されましたが、そこからが地獄の始まりでした。
一般的に「係長」といえば日本企業では典型的な中間管理職で、それだけをとってもアスペには不適ですが、私が係長職として初めて赴任した職場は会社の中でも最悪の職場環境と言われている支店で、かつ日々激務なだけでなく調整能力・コミュニケーション能力を最大限に要求される「経営企画」というセクションでした。
私の会社では、支店経営企画に赴任する若手係長職の仕事は、百戦錬磨の現場のオジサン方をなだめながら本社の方針を浸透させ、目標達成に導くというのがメインのミッションで、「空気の読めない」アスペにとっては最悪に過酷な職場です。
私のストレートな言動は現場では一切受け入れられず、年上の部下や現場に日々突き上げられることによって仕事も前に進まず、上司から叱責され続け、1年を待たずして精神を病みました。そこで、わらにもすがる思いで行った心療内科で受けたWAISという成人知能検査で、「アスペルガー症候群の疑いあり」とはじめて診断されました。
診断された当初はやはり少しショックでしたが、今まで感じていた周囲との違和感が診断によってすっきり解消され、アスペルガーという自身の特色を理解し、うまく生きていく方法を見出そうと前向きに考えるようになりました。そこから私は書籍やWebサイトを読み漁り、医師やケースワーカーからの助言を通じて試行錯誤を重ね、自身の生活・仕事のスタイルを確立しました。それによって、周囲ともうまく協調しながら仕事ができるようになり、部下・現場からの信頼を獲得することができました。2年目には支店の目標を見事達成し、3年目には本社に戻ることができました。同期社員と比べて決して出世コースとかではありませんが、今は決して無理することなく、自分の身の丈に合ったワークライフバランスのとれた平穏な毎日を送ることができております。
世の中のアスペルガー症候群を解説した多くのWebサイトでは、プログラマーや芸術家・研究職などの適職に就くことが推奨されてますが、平均的な日本人のほとんどがサラリーマンであり、私のようにつぶしの効かない総合職で、転職が難しい年齢になってから自身がアスペルガーだと気づくケースも多々あると思います。
アスペルガーは自身の特色を理解し、うまく付き合っていけば、どのような環境でも生き抜いていくことができると信じています。
本サイトでは私が苦しみながらも人生を生き抜く中で得た少しの知恵を皆様が役立てて頂ければ幸いです。

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